この記事では、製造業、とりわけ工場内で働くプログラマーやSEの仕事について解説していきます!
まず、プログラマーやSEという仕事は、オフィス内でカタカタとずっとパソコンを使ってるイメージが強いですが
工場があり、自社製品の製造を行っている会社でのSEはちょっと仕事内容が違います
工場がある会社でのSEの特徴
工場がある会社でのSEの大きな特徴として
自社の製品と連携したソフトウェアを作ることが多いのが挙げられます
パソコン単独で完結するようなソフトウェアではなく
自社の製品のデータを処理するソフトだったり、通信を行うソフトであったり
なんらかの形で自社の製品と連携するソフトを作ることが多くなります
製品との関わりが強い
自社製品と連携するソフトが多いので
必然的に自社製品の知識も必要になりますし
製品によっては現場に立ち入って試験を行うといった仕事もでてきます
また、ソフトウェアを扱う顧客との打ち合わせはもちろん
製品を作る製造・開発部門との連携も必要となってくるため
幅広い知識や経験が必要となってくることが多い業務になっています
ものづくりに参加する感覚が強い
自社製品と連携するソフトウェアは、製品とソフトウェアが一体となって初めて動作するものが多く
ソフトウェアも製品の一部のような働きになるため
一般的なプログラマー・SEと比べて、『ものづくり』に参加しているという感覚が非常に強くなります
製品の開発部門とも連携してソフトウェアを作るので
当然、製品側に注文を出すこともあれば、開発部門側からソフトウェアに注文を出されることもあります
機械が無いとテストができないようなソフトウェアを作るようなケースも多いので
一体となって作り上げていく感じが、オフィスから出ることのないようなプログラマーとは違った経験ができる仕事となっています
作業着での業務の会社も多い
プログラマー・SEといえばスーツか私服での仕事というイメージが強いですが
工場設備のある会社での仕事となると、SEであっても作業着で仕事を行う会社も多いです
全部が全部というわけではないですが、社内の統一感の意味も含めて
パソコンを触るのが大半の業務であっても作業着着用のケースは多いです
実際、工場内に立ち入ってソフトウェアと製品の結合試験を行うなんていうケースもままあるので
作業着も必要になってくる場合が多いんですよね
ずっとスーツを着てるよりは楽という人もいれば
ピシッとした感じで仕事をしたいなんて人もいるので
この辺は賛否両論なところかと思います
まぁ作業着はある程度汚れる前提なところがあるので
アイロンやらなんやら、スーツほど色んなことを気にしなくて良いメリットはあると思いますけどね笑
あとは、作業着は会社が用意してくれるので、自身でスーツを調達しなくていい楽さもあります
数学的な知識が求められることも
一般的なプログラマーやSEでも無いことはないんですが
製品に使用するソフトウェアというものを作る関係上
数学の知識を多少なり求められるということもしばしばあります
少なくとも、高校数学あたりはある程度知識として身についていると使う機会も多いので
余力があれば勉強しておくのも吉かと思います
まとめ
工場系SEは、会社によっても特色が大きく違うため
一概にこれだ!とは言えませんが、オフィス内でしか働かないSEと比べるとやはり相違点は多いです
やはり、ものづくりに参加できるというのは大きな特徴であるかとは思います
就活や転職で工場・製造部門のプログラマーを考えている方は
ものづくりに参加したいという意識が強い人ほど向いているかと思います