タビと道づれ のマンガレビューです
あらすじ
15歳の少女・タビは「航ちゃん」会うために電車に乗って、かつて住んでいた街「緒道」へやってきた。
しかし、5年ぶりに訪れた街は不思議な世界へと変わっていて
夏のある1日をひたすら繰り返し、街から出ることが出来なくなっていた。
ストーリー : ★★★★★
絵の綺麗さ : ★★★★☆
キャラ : ★★★★☆
面白さ : ★★★★☆
かなり、不思議な世界観を持ったマンガでした
主人公のタビが「航ちゃん」に会うために「緒道」の街に行くんですが
街は異変を遂げていて、1日が終わってもまた同じ日が始まり
街から出ようとすると、道が沈んで通れなくなったり、気がついたら元の場所にいたり
<タビと道づれ 1巻より>
この、出られない街という設定が、このマンガ独特の空気感を醸し出してると思います。
物語の序盤は「緒道」で知り合ったユキタと一緒に街から抜け出す方法を探すんですが
主人公のタビのキャラが面白くて、主人公なのにやたらローテンションなんですよね笑
<タビと道づれ 1巻より>
このトラップだらけの街でよく、道に沈むんですが
基本リアクションが薄い笑
最初沈んだ時も、無言でずぶずぶ沈んでました/(^o^)\
内容的にはややヘビーな話題が多いストーリーなんですが
タビのキャラクターや、絵柄、世界観のおかげでなんとなくほんわかしながら読めるマンガでした
ストーリーが進むにつれ、街がこうなってしまった理由や
この街で時間が止まってほしいと願う人達の想いが色々とわかってくるようになり
この不思議な街が、切なさと素敵さが入り混じった街に見えてきます
話の出だしからして、不思議さが溢れてるマンガですが
そこからさらに、不思議な街を作り出してるのが、全て人々の想いからっていうのが
このマンガの空気を生み出してる感じでしたね
正直、こういう不思議設定のマンガって、読んでて置いてけぼりにされる事が多かったんですが
このマンガは置いてかれるどころか惹きこまれる感じでした
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