アイリス・ゼロを6巻まで読んだレビューです。
あらすじ
この世界では、子どもたちがそれぞれ、他の人には見えない何かが目に映る「瞳(アイリス)」と呼ばれる力を持って生まれてくるようになった。
相手が嘘をついているかわかるアイリス、相手の感情が読み取れるアイリス
アイリスの内容は人それぞれ
極稀に、そのアイリスの力を持たずに生まれてくる子供もおり、それが主人公水島透
アイリスの力を持つが故に悩みや問題が起きてしまう学園の生徒達のなか
アイリスの力を持たないためについた洞察力で、アイリスに伴う問題を解決していくストーリー
感想
この漫画、かなり面白いです!
この世界では99.997%以上の確率で、アイリスの力を持って生まれてくる
水島透は、アイリスがなく欠落者なんて呼ばれ
子供の時からいじめを受けていたっていう状態からのスタートなんですが
主人公はなるべく目立ちたく無いっていうスタンスなんですが
典型的な巻き込まれ型の主人公で
どんどん巻き込まれます笑
こういう異能力系の学園物で主人公が能力を有してないってパターン
ぱっと思い浮かべるだけでもいくつか思いつくんですが
この漫画のいい所は、ほんとに主人公が何も持ってないんですよね
大体は無効化の能力持ってたりするんですが、この主人公はほんとに何も無し
あと、この手の漫画なのにバトル要素が一切無いのもいい所だと思います
純粋に精神面とか人との関係性が最重視されてます
アイリスで色んな物が見えてしまうが故に起こってしまう問題を
主人公が解決していくのを読むのが面白いです!
登場する能力は、大体は自分にもこういうのが見れたらな~って思うものが多いんですが
登場人物が皆、能力を持つ事でむしろマイナスに働いちゃってるんですよね
ただ、どれも精神的な問題なので、共感しながら読めるのもいい所でしょうか
あと、絵が凄く綺麗です
<アイリス・ゼロ単行本から>
ヒロインの佐々森 小雪
綺麗というより凄く漫画として見やすいっていう方が表現としてはあってるかな?
手の入れどころがわかってる感じで、ここぞというコマは特に絵が綺麗になってます
このコマとか話の中でかなり絵で魅せる部分なんですが
こういうここぞって言う時に絵が凄く書き込んであって
普段のコマは見やすさ重視、こういうコマは書き込んで表現重視って感じになってます
1回目読んだ時には特に何も感じずスーッと読んじゃったんですが
2回目読み返してみるとこういう所で良さが見えるのが印象的でした
読み手が気付かない読みやすさが随所に入ってるんでしょうね
異能力系の学園モノってだけで敬遠してしまう方もいるかと思いますが
是非一度読んでみて頂きたいですね(・∀・)
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