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元号が変わるとシステムに影響が出る?エンジニアは大変?

この記事では平成が終わり、次の元号に変わることにともない

システムにどのように影響が出るか、どの程度大変なのかを書いてきます

 

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昭和から平成の時、SEは大変だった

 

元号が変わるという話で

前回、つまり昭和から平成に変わった時はどうだったかというと

正直、この時に働いていたシステムエンジニアって、今だとなかなか珍しいので

50過ぎのプログラマさんから聞いた話になります

 

聞いた話の分には、かなり大変だったらしいです

 

というのも、昭和後期は『システム』というものがようやく普及しだした頃であり

現在のプログラムに比べると非常にメンテナンスがしにくい頃で

ソースコード的にもあらゆる面でベタ打ちされたのが通常だったようで

 

つまり、元号一つとっても、ソースコードを一行直せば済むなんてものではなく

プログラム上で元号を扱う全ての箇所の点検と修正が必要な状態で

 

何より、昭和という60年以上続いた元号のもの育った世代がシステムを担っていて

元号が変わるという事が想定されたプログラム作りにほとんど出来ていなかったのが実情だったみたいです

 

 

そんな中で、今回のように元号がいついつ変わるよ~なんて告知があったわけでもなく

あれよあれよという間に元号が変わり

あちこちから元号修正にともなう見積もり依頼とプログラム修正、不具合発生の嵐で

少なくとも昭和から平成に変わった時の大変さはかなりあったみたいです

 

とはいえ、今ほどシステム的な管理があまりなされてなかった時代なので

さほど話題としては上がらなかったが、開発する人間も少数だった時代なので

一部の人間が阿鼻叫喚という若干悲しい状態だったのかもしれません

 

 

平成の次の元号ではどうなる?

 

結論からすると、システム的にはそんな大したことにはならないと思います

というのも、この手の話は、元号が急に変わると

あらゆるところに作ったシステムから一斉に問い合わせがくるので

現場が阿鼻叫喚という悲しいことになりますが

 

今回のように事前にわかっていると、システムを作る側も顧客側もゆとりをもって移行できるので

時間的ゆとりが大きいので、大変さという意味ではそんなになさそうです

 

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2000年問題のような事は起きない

そもそもシステムにおいて、元号というやや不安定な歴の概念は

作る時にあえて使うような事はまずしません

 

内部的には全て西暦で管理していて

システムを使う顧客側の要望で、平成と表記したい場所だけ

西暦から和暦に内部的に変換して表示する、なんというのが基本になっています

 

なので、平成の元号が変わったところでほとんどのシステムでは

そのままほったらかして置いても平成35年とか

存在しないはずの表記が出てくるだけで、表面的な問題はあっても

内部的におかしくなるような事はまずありません

 

強いて言えば、平成100年とか出るぐらいまでほっておくと、想定外の3桁目でよからぬ事が起きるかもしれませんが。。。

 

余談ですが、この西暦から和暦の変換では

例えばWindows向けのソフトであれば

Windowsの基本的なフレームワークを利用してこの変換を行っていたりするので

Windowsアップデートをかければ、ソフトを修正しなくても元号が変わったなんてケースも往々にして起きると思います

 

 

既に見積もりと影響調査の依頼は始まっている

 

元号が変わる事に対しての、システム的な実情ですが

もう既にシステム業界では話はどんどん進んでいます

 

システムを組んでる会社は、作成会社側に元号が変わることによる見積もり依頼など出し始めてますし

次の元号が発表される頃には、どのシステムが改修が必要で

改修にはどの程度の期間と費用が必要で~というのが出揃ってるかと思います

 

今回のように、何年も前に、いつ元号が変わるというのがわかっているといのは

かなりシステムエンジニアにとっては優しい状況だったかもしれませんね